First Hawaiian Bank〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち 〜
ハワイ最古かつ最大規模のローカルバンク。
非居住者向けサービスも充実
ハワイの地に根ざしたビジネスを展開し、ハワイ最大規模を誇るFirst Hawaiian Bank。
日本人スタッフや日本語が話せるスタッフも多く、安心して利用できる銀行として日本人富裕層の間でもよく知られた銀行です。
同行プライベートバンキングチームの澤田 親寛氏に、非居住者向けサービスや今後の事業展開、さらにご自身のキャリアについてまで、広く語っていただきました。
聞き手:芦田 敏之(税理士法人ネイチャー国際資産税 代表)
まずは御行がどのような銀行か、お聞かせください。
First Hawaiian Bank (FHB)は1858年、江戸末期の安政5年(これを加えると日本の人は驚く)に設立されたハワイ最古の銀行で、今年で創業160年を迎えます。
また、最古であると同時にハワイ最大の規模を誇るローカルバンクとして地域に根ざし、個人のお客様から法人のお客様まで、あらゆる金融ニーズにお応えしています。
澤田さんが担当されるプライベートバンキングは、どのような方を対象にしているのですか。
当行のプライベートバンキングは、1ミリオン以上の預貯金や投資をされているお客様が対象です。
いくつか基準がありますが、日本の銀行のプライベートバンキングに比べると、ハードルは低いと思います。
具体的には、プライベートバンキングではどのようなサービスを提供されているのでしょうか。
経験豊富なバンカーとウェルスアドバイザーからなる専任チームを組み、お客様のご要望にワンストップで対応しています。
銀行取引、資産運用、遺産相続計画、事業承継、不動産のリファイナンス、企業買収の資金調達など、お客様のあらゆるニーズにお応えしています。
非居住者向けには、どのようなサービスを提供されているのですか。
非居住者の方に向けたサービスは、預金、融資、投資の3つが中心になります。
口座を開くきっかけとして多いのが、不動産の購入、つまり、不動産を担保にした住宅ローンです。
日本の方がハワイで不動産を購入するとなると、住宅ローンや納税など、日本国内とは事情や規定が異なります。
かつてはハワイに資産を持っていれば節税になるという時代もありましたが、今はそうは行きません。
一方、資産の分散という観点で考えると、ハワイで不動産を購入されることはメリットです。
そういったことをお客様にご説明させていただき、不動産購入時のアドバイスやご融資のお手伝いをさせていただいています。
不動産を持つと、諸費用の支払い(自動引き落とし)のための口座が必要になるので、そのためのチェッキングアカウント(当座預金口座)をお作りになる方も多くいらっしゃいます。
また、不動産を居住目的で購入され、頻繁にハワイに来られるというお客様については、セービングアカウント(普通預金口座)もご提案しています。
ドルの定期預金は年利1.1%くらいで、預金額が大きいとさらに利率を上乗せしています。
投資商品などに比べると決して高い率ではありませんが、預金額が大きいと利息もそれなりの額になりますので、富裕層の方を中心にニーズがあります。
日本人スタッフや日本語が話せるスタッフもたくさんおりますので、日本人のお客様にも安心してご利用いただけます。