freee株式会社　パートナー事業本部～Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち～

大きなビジョンがあるからこそ、凡事徹底。
明るく楽しく仕事をして、一歩一歩前進する

パートナーをサポートする際に、武地さんが大切にされていることは何ですか。

パートナーに向けても、「世の中を変えたい！」と大きな夢やビジョンを語るのですが、最後には必ず平凡で具体的なネクストアクションを決めるようにしています。
例えば、会計事務所に対しては、「数あるクライアントのうちどこか1社にfreeeを導入するところから始めましょう」と決め、具体的にどこの会社にするかまで選定します。
夢を現実にするためには、スモールステップを一段一段登っていくしかありませんし、これはパートナーに対しての責任でもあると考えています。
夢を語るだけで何も行動しなければ、詐欺師と同じですから。

あとは、仕事を楽しみ、とにかく明るくしていること。
私自身は決して「根アカ」ではありませんが、仕事中はいつも明るくいるよう心がけています。
まだ大きな実績のない私たちにあるのは、未来だけです。未来を良くしたい、世界を変えたい、そう語る私たちが暗い雰囲気ではいけないでしょう。
私たちの姿勢を見て、日本も捨てたもんじゃない、もっと良くなるはずだ、とポジティブな気持ちになってもらうことは、相手にとってもきっと良いことだと思うのです。

そして、明るくしていると、チャンスが降ってきたり、誰かが助けてくれたりして、良い方向に道が開けてくると思うんです。実際に、私がこのパートナー事業本部を立ち上げたときには、友人や元同僚に相談していろんな人を紹介してもらいました。
「がんばっているお前を見たら、自分もがんばろうという気になったよ」と言われたのも印象的です。
やっぱり、ポジティブオーラは大事なんですよね。

最後に、御社のサポートを求めている人にメッセージをお願いします。

私たちは大企業ではなくスモールビジネスを対象に事業を展開しているので、収益の規模が小さく、スタートアップにも時間がかかります。
スモールビジネスをターゲットにしたベンチャーの成功事例が少ないのも事実です。
しかし、freeeは今、事業をさらに大きくしていくフェーズに差しかかっています。
事業の拡張に伴い、社員数もどんどん増えています。
ステークホルダーが増えた分、より高いプロジェクトマネジメントの力が求められるようにもなってきました。
まさに、会社として転換期を迎えていると感じます。

とはいえ、目標が大きく規模が大きくなったからといって、やることは同じです。
私の好きな言葉でいつも心がけているのが、「凡事徹底」です。
当たり前のことをしっかりやる。自分ができることを大切にする。

「世の中を変える」という大きな夢を抱きつつ、楽しむことと笑顔とユーザーへの思いを忘れず、日々の業務一つひとつを大切にしていきたいと思います。