日動画廊〜Professionals for Owners  オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

日動画廊〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

文化

本物の芸術に触れることが、
暮らしに潤いを与え、人生を豊かにする

御社の今後の展開についてお聞かせください。

業界を成長させるためには、絵画の流通が不可欠です。
若手作家を育てると同時に、コレクターを育てることも大事な役割です。
一部のコレクターをターゲットにした、いわゆる「パイの取り合い」ではなく、そのパイを大きくすること、つまり、コレクターを増やしていくことが大切だと考えています。

そして、日本の作家や作品を、アジアへ、世界へと発信していきたいと考えています。
数年前には、パリに加えて台湾にも画廊をオープンしました。
今後は、中国の若い新興層も視野に入れ、より広く展開していきたいと考えています。
創立100周年を目指し、日動画廊の、そしてアートという文化の灯火を継承すべく、日々邁進していく所存です。

最後に、絵画を扱うプロフェッショナルとして、お客様へのメッセージをお願いします。

デジタル化、情報化が進む今の時代は、名画を手軽に見ることができます。
しかし、本物、実物には、デジタルでは得られない質感や息づかいが宿っています。
合理化・機械化が進み、スピードが求められる今の時代にこそ、本物を手にしていただきたいと思います。それが、その人の暮らしに潤いを与え、人生を豊かにするのです。

人間は、洞窟で生活していた古代から壁に絵を描き、絵と共に生きてきました。
絵画は人間らしさの象徴であり、原点であると思うのです。
自分には絵画は無関係のものだと拒絶することなく、ぜひ、ふらりと画廊を訪ずれてみてください。