有限責任監査法人トーマツ アドバイザリー事業本部〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜
経済・ビジネス
「スタートアップ企業×大手企業」のマッチングで
イノベーションを創出する
スタートアップ企業については、どのような視点でポテンシャル見極め、どのような支援をしているのですか。
スタートアップ企業の場合は、まずはアイデアと技術力が評価基準になります。
ただし、アイデアというのは模倣されうるので、アイデアだけの会社は厳しくなります。アイデアをかたちにするには、技術力やネットワークが必要になります。
「アイデア×技術力」の掛け合わせ、かつ、他にはない、自分達しか持っていないというオンリーワンの価値があるスタートアップ企業は強いですね。
そしてもう一つ大切なのが、「ストーリー」ですね。
なぜ起業をしたのか。
どういった目的があり、将来に向けてどのような道筋を描いているのか、そのストーリーを描けているかどうかが、非常に重要になります。
資金調達の面でも、今、経営が赤字か黒字かはあまり重要ではありません。
未来に向けた投資で今赤字になっているなら、それは評価すべきことです。
また、スタートアップの場合どうしても本業の推進に精一杯で、経営や財務のノウハウが少ないケースもありますので、私たちは経営や財務のサポートにも力を入れています。
そこをしっかりと固めることで、会社を大きくしていくうえで不可欠な企業理念やコンセプト、資本政策もしっかりとしてくるのです。